コラム

不動産調査について土地編

不動産(土地)の調査は、主に下記のポイントがございます。
①境界…現地に隣接地との境界があるかどうか
②地積…土地の登記簿には土地の面積が記載されていますが、実際に現地を測量した測量図があるかどうか
③土地の形状…現地では道路側からしかわかりづらいですが、測量図等で確認が必要です。
④間口…土地が道路と接している長さになります。2m以上道路と接していないと建築が出来ないので重要です。
⑤奥行き…測量図等での確認が必要です。
⑥道路高低差…現地で道路からの敷地の高低差を確認することが重要です。
⑦地勢、地盤、土壌汚染など…地盤等については役所に近隣のボーリングデーター資料がある場合があります。土壌汚染は、役所にリストがあります。
⑧方位…土地からみた道路の方向は重要です。
⑨隣地の使用状況…物件に隣接する土地の利用等を確認する必要があります。
⑩第三者の工作物、利用権等…土地に第三者の工作物(塀、地下の排水管等)や土地の一部を他人が通行していたりとありますので関係者へ確認が必要です。
⑪道路について…建築基準法上の道路か否かが非常に重要です。(建築基準法上の道路で無い場合原則建築が出来ない)又道路の幅員も4mあるかどうかを役所で調べる必要があります。道路管理者所有者も調べる必要があります。
調査により判明した事項によって更に留意する事項や調査事項が出てくるので経験も必要ですがおおまかな内容が上記になります。
ご参考としていただけましたら幸いです。

2016年10月31日


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